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個人戦術とは何か?

こんばんは。

F.C.Real.Earnestサッカースクール代表の吉田です。

サッカーを司る3つの戦術。

1、個人戦術

2、グループ戦術

3、チーム戦術

今日はこの中でも最近よく耳にする個人戦術とは何か?について紐解いていきたと思います。

まず個人戦術とはただ単に足元の技術のみを言う訳ではない。

最近の流行りのスクールには『ドリブル塾』といったドリブルに特化したスクールが人気を博してる様だが、

僕はそれに警鐘を鳴らしたい。確かに局面での打開力はある程度のレベルまでは通用するだろう。

しかし、本当にそれでいいのだろうか。

Jリーグを見てもわかる様に一人で3人も4人もドリブルで抜けるほど甘い世界ではない。

それは世界のフットボールを見ても明らかだ。

ではなぜこの様なドリブルに特化したカリキュラムが人気なのか。

僕はここに日本人特有の価値観が印象操作されているのだと考える。

試合でボールを持って何人も抜ければ目立つ!目立つとトレセンに選ばれる!と安易に考えてはいないだろうか?確かにリオネル・メッシのように一見すると一人で強烈なインパクトを残す選手もいるだろう。

今回のW杯の彼のプレーを見て我々経験者にはわかる事が、周りの選手の役割が彼に自由度を与えているという事。だからこそボールが受けやすくなり、プレーがやりやすくなる。結果素晴らしいプレーをする事が出来る。フットボールは11人でするスポーツ。周りを見れずにボールが来たらドリブルを仕掛けるような選手は間違いなく選抜から除外されるだろう。ではなぜこのようなスクールが流行っているのか?

答えは簡単!フットボールの複雑さを『ドリブル』に特化することで単純に伝えれる簡易さが生まれるからだ。

少し話が逸れてしまったので本題に戻します。

個人戦術とは、『止める』『蹴る』『運ぶ』(ドリブル)の質を上げ

それをありとあらゆる状況下で最良の『使い分け』が出来る事にある。

この使い分けを今自分ができる最短の判断スピードで行い続け、相手ゴールを目指す事がサッカーでは必要不可欠になる。個人戦術が高い選手はこの『スピード』が早く正確に出来る事にある。

ここで言うスピードが単に判断のスピードだけではないことを伝えておこう。

では子供達は何をしなければいけないのか?今述べたことを前提に考えて頂きたい。

派手なフェイントを獲得する事が必要か?コネコネとボールを扱ってもたもたするとレベルが上がればすぐに2、3人に囲まれてボールをロストしてしまう。それでは本末転倒だろう。

試合でこの様な状況を多々演出してしまう選手は、考え方を変える事が未来を変えるには必要だ。

先日、2023年1月に関西小学生サッカー大会西宮予選が33チームのトーナメントで行われた。

頼もしい事に当スクールでフットボールを学んでいる選手が多い2チームがベスト8まで駒を進めた。

この2チームはスポーツ21のチームだ。いわゆる学校のチーム。クラブチームではない事が素晴らしい事。なぜならクラブチームは各地から良い選手を獲得できる。そうはできない学校のチームでもしっかりとした定義付けしたトレーニングを学べば結果を変えれる事の証明になるからだ。

フットボールは複雑で単純だ。しっかりとしたトレーニングを積み上げていく事で未来の結果を変えていこう!

時間は有限だ!未来への時間の投資を怠らない様、また間違った使い方をしない様に切に願う。

目次

個人戦術 フットボールを学ぶ